年賀状の始まりは、平安時代からとされています。当時は貴族である藤原氏が親族に年始の挨拶で残存しているとのことです。本格的には飛脚が活躍する江戸時代です。遠方にいる親族、上司などに新年の挨拶を書面で送る文化です。
最初は対面で挨拶をしていたことが遠方の方に挨拶ができないとのことで始まった文化です。
当初は、1枚1枚個人に対して、手書きで気持ちを伝えていたものが、機械化で楽に同じ文書をまとめて作成できる事が出来るようになり次第に衰退の一途をたどようになってきました。
それが段々と面倒臭い行事となっています。
数年前ならパソコンで年賀状を作成する人であふれていたものですが、その光景すらなくって来ました。
今年から年賀状も85円と料金が上がり、家庭の経済的な負担も更に増加しています。
一層年賀状の文化が廃れていくものと思います。
もう一度原点に立ち返り、年賀状とはどういものなのか?
誰に、何を伝えるのか、考えるいい機会になるかもしれません。
気持ちを込めて筆をとり、字で書くことで当時の思いと歴史の重みを感じてみたいものです。